山北町の天然記念物の関連図書一覧



1.かながわの自然図鑑1「岩石・鉱物・地層」
 神奈川県立生命の星・地球博物館編
 有隣堂(B6版)143頁
 1,600円+税

その名の通り岩石・鉱物・地層について豊富な写真とともに解説が
ついています。化学式組成、結晶系、産地、神奈川県産の特徴が
要領良く纏められていますのでフィールドで鉱物などの同定をする
のに便利です。西丹沢の董青石(きんせいせき)、ベスブ石(べすぶせき)
及び大理石(だいりせき)、山北町人遠(ひとどお)のネフロレピディナ
を含む石灰岩がまさにこの本で紹介されています。董青石の産地
であるザレの沢、白石沢ではこれらの鉱物以外にも玉髄(ぎょくずい)、
モンチチェリかんらん石、ヘイスティング閃石、プロムビエル石
などの貴重な鉱物の産地となっていますがこれらについても詳しく
記載されています。

2.「鉱物採集フィールド・ガイド」 (品切)
 草下英明著
 草思社(B6版)
 1,700円+税

現在入手できないのが残念ですが、董青石(きんせいせき)、ベスブ石
(べすぶせき)の貴重な情報が載っています。図書館などで借りるのが
良いかと思います。但し、内容が古いようでここで記載されていた
白石の滝付近の記載が現在の道と合っていないように思えます。
現在の山道から白石の滝直下に下りるには危険な崖をロープでも
使って100m近くは降りないといけないように思えますが、この本では
道から10mも降りると滝直下と言っています。私が道を見つけ切れ
なかっただけかも知れませんが、結局私はベスブ石の宝庫と言われる
滝直下に降りるのは危険すぎて断念しました。また、ザレの沢の記載
についても沢の崩落が激しいせいでこの本の書かれた当時と細かい
沢の様子が変わっているようです。現在は幅広のザレの沢左側を
上流に30分も進んだあたりが董青石の産地です。沢の右、中央では
1つも見つけることが出来ませんでしたが何分にも永遠と続く石の
河原の中から数個の石を見つける作業なのでもっと良く探せばある
かもしれません。

3.山北町史刊行物「山北町史 別編 山北町の自然」 (品切)
 山北町生涯学習課
 3,000円+送料450円

一般の人にとっては一番入手したいと思われる2冊がともに品切
れになっており、とても残念です。『山北町史 別編 山北町の自然』
と『山北町史 別編 民俗』の2冊がそれです。前者には山北町の
気象、動物、植物、地形・地質が1,000点におよぶ写真・図表が使
用され、オールカラーのガイドブックとしてまとめられています。
後者には重要無形文化財や社寺と祭りなどが記載されています。
これ以外の7冊は刊行され続けているので、上記2冊についても
重版を強く期待したいものです。現在、これらの品切れの図書を
見たい場合には図書館や神奈川県立生命の星・地球博物館など
に出掛ける必要があります。限定出版品なので古本でも出回って
いません。