山北町高杉のウラジロガシ



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県指定天然記念物のウラジロガシは山北町高杉(たかすぎ)にあります。
このウラジロガシは山北町皆瀬川の高杉にあり、樹高約21m、根廻り
約5m、樹冠は南北約20m、東西約17mにも達しており、推定樹齢は
約300年とされています。このウラジロガシは幽玄な山峡の佇まいの
中で普通の樹木にはない独特のオーラを放っています。

共同湧水場の斜面からほぼ水平に樹幹が伸びているという特異な
形態となっており、さらに右下に伸びた幹が下部にある石を台座にし、
また右上へと幹を伸ばしているV字型の幹には圧倒的な威厳が感
じられます。
「お峯入り」という伝統行事は、このウラジロガシのある高杉にある神明
社の祭日の10月16日に行われます。(毎年ではなく不定期の開催です。)

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根元から約3.1mのところで2つの幹に分かれ、さらに上部に伸びた
幹は2つに分岐し、三本の幹が広く樹幹を形成しています。
樹形にもよるが単木でこれだけの大きな樹冠を形成して地表を覆って
いるウラジロガシは、今日きわめてまれで、共同湧水場の、いわば
聖木として長い間守られてきたものと考えられます。

まだ樹勢も衰えておらず、珍しい郷土のウラジロガシの古木として、
将来にわたって保護されることが望ましいことから、県の天然記念物
として指定されました。近年開発が進み、ウラジロガシ林はもとより、
ウラジロガシの大木、老木もほとんど県下では見られなくなっています。
その中で貴重な樹木として今も姿を残しています。

公共の交通機関で行く場合は、小田急線「新松田駅」から富士急
東京方面から国道246号線「樋口橋」を右折、国道76号線を約
200m進み左折、国道725号線へ。約5km先に看板「高杉」が右手
に見えるので、その左手にある坂道に進む。約5分登ると十字路が
あるので右折(神明社付近)。右折の際は車の切返しが必要。
約300mして未舗装の道になる(直進して「くだかけ生活舎」方面)。
約1km先に「山北町高杉のウラジロガシ」がある。
共同湧水場の前に車を5台ほど駐車できるスペースがある。

<関連HP>
『かながわの名木100選』